PythonでDDC/CIでディスプレイを制御する方法

Pythonを使えば、DDC/CIを使ってディスプレイを制御することができます。この記事では、Pythonライブラリであるpyddcを使用して、ディスプレイの明るさを変更する方法を紹介します。

DDC/CIとは?

DDC/CI (Display Data Channel/Command Interface) は、ディスプレイの設定をコンピューターから制御するための規格です。この規格は、ディスプレイの輝度、コントラスト、色温度などの設定を変更することができます。

Pythonライブラリpyddc

pyddcは、PythonDDC/CIを制御するためのライブラリです。これを使えば、Pythonスクリプトからディスプレイの設定を変更することができます。

pyddcを使ったディスプレイの明るさの変更

以下は、pyddcを使用してディスプレイの明るさを変更するPythonスクリプトの例です。

import pyddc

# ディスプレイのリストを取得
displays = pyddc.enumerateDisplays()

# 最初のディスプレイを選択
display = displays[0]

# ディスプレイの明るさを変更
pyddc.setVCPFeature(display, pyddc.VCP_BRIGHTNESS, 50)

この例では、pyddc.enumerateDisplays()関数を使用して接続されているすべてのディスプレイのリストを取得し、最初のディスプレイを選択しています。次に、pyddc.setVCPFeature()関数を使用して、ディスプレイの明るさを変更しています。VCP_BRIGHTNESSは、DDC/CIで定義されたVESAコマンドの一種であり、ディスプレイの明るさを設定するために使用されます。

注意点

使用するディスプレイがDDC/CIをサポートしていることを確認してください。また、pyddcはWindowsLinuxで動作することが報告されていますが、Mac OSでは動作しない可能性があるため注意してください。

まとめ

この記事では、Pythonライブラリpyddcを使用して、DDC/CIを使ってディスプレイを制御する方法を紹介しました。この方法を使えば、Pythonスクリプトからディスプレイの設定を変更することができます。しかし、使用するディスプレイがDDC/CIをサポートしていることを確認する必要があります。