TF_CPP_MIN_LOG_LEVELとは?

TF_CPP_MIN_LOG_LEVELは、TensorFlow C++ APIによって生成されるログメッセージのレベルを制御する環境変数です。

この環境変数には、0〜3の整数値を指定できます。値が小さいほど、ログメッセージが詳細になります。具体的には、以下のような設定が可能です。

  • 0: ログメッセージをすべて出力する(デフォルト)
  • 1: INFOレベル以上のログメッセージを出力しない
  • 2: WARNINGレベル以上のログメッセージを出力しない
  • 3: ERRORレベル以上のログメッセージを出力しない

例えば、以下のように環境変数を設定することで、WARNINGレベル以上のログメッセージを出力しないようにできます。

export TF_CPP_MIN_LOG_LEVEL=2

この環境変数は、TensorFlowプログラムをデバッグする際に役立ちます。特定のログメッセージを抑制することで、ログ出力をクリーンに保ち、問題をより明確に特定できるようになります。