CentOSにおいて、PHPの最新版を利用するためには、Remiリポジトリを利用することが有力です。Remiリポジトリは信頼性が高いと評判ですが、一部のサーバー環境では不具合が起きる可能性もあることから、自己責任で利用することをお勧めします。
既にインストールされている古いバージョンのPHPを上書きする場合、手順としてはRemiリポジトリを追加し、yumでPHPの最新版をインストールするというものがあります。
このとき、phpコマンドを実行すると古いバージョンのPHPが起動する場合があります。これを回避するためには、php82というバージョンに対応するコマンドを直接実行するか、aliasを使ってphpコマンドをphp82にリンクさせることができます。
aliasを使う場合は、シェルの起動時に自動的に設定されるように設定ファイルに記述することができます。例えば、Bashシェルの場合は~/.bashrcに記述します。
alias php='/usr/bin/php82'
このように記述した後、以下のコマンドを実行することで設定を反映させます。
$ source ~/.bashrc
これにより、シェル起動時に自動的に alias php='/usr/bin/php82'
が設定されます。
このようにRemiリポジトリを利用してPHPの最新版をインストールすることで、新しい機能やセキュリティアップデートなどを利用することができます。