プロミスキャスモードとモニターモードの違いは?

プロミスキャスモードとモニターモードは、どちらもネットワークパケットをキャプチャするためのモードですが、異なる動作をします。

プロミスキャスモードは、ネットワークアダプタがネットワーク上で送信されたすべてのパケットをキャプチャすることを可能にするモードです。つまり、プロミスキャスモードのアダプタは、自分宛てでないすべてのパケットをキャプチャします。これにより、同じネットワーク上にある他のデバイスの通信内容を監視することができます。

一方、モニターモードは、ネットワークアダプタを通常のネットワーク接続から切り離し、周囲のネットワークトラフィックを監視するためのモードです。モニターモードに設定されたWi-Fiアダプタは、ネットワーク上のすべてのトラフィックをキャプチャします。これにより、自分のネットワーク以外のトラフィックを含め、すべてのWi-Fiトラフィックを監視することができます。

プロミスキャスモードは、ネットワーク上のすべてのトラフィックをキャプチャするため、不必要なトラフィックがアダプタに届くことがあります。また、ネットワークアダプタは通常のネットワーク接続を維持しながら、パケットをキャプチャするため、CPUやネットワークリソースを消費する可能性があります。

一方、モニターモードは、Wi-Fiアダプタが通常のネットワーク接続から切り離されるため、ネットワーク接続が中断されることがあります。また、ネットワークアダプタが自分宛てでないすべてのトラフィックをキャプチャするため、不必要なトラフィックもキャプチャされることがあります。